2014年3月29日土曜日

袴田事件 、ビートルズ、48年間

48年という気の遠くなるような時間拘置されていた袴田巌さんが釈放された。
  
新聞やテレビ、ネット等でいろいろ紹介されているが、この記事が一番わかりやすい表現で
再審決定判決の流れを書いているようだ。
何が「袴田巌」を死刑から救ったのか”  門田隆将という著者は 実は知らない名前だが、
わかりやすく解説しているので 是非 一読をお勧めします。
   
報道によると 48年間の刑務所生活で 心身共に疲労の極限のようだ。
年齢からくる病もあり、死刑の恐怖からの精神的な傷めも加わっていると言われている。


事件が起きた1966年を思い出してみた。   
  


ビートルズ日本公演が武道館で行われた

北海道の最北の高校生だった自分がビートルズに興味があった訳ではない。
しかし鮮明に覚えているのは 当時某商店に住み込みで学校から帰校後、酒お米等の配達アルバイトをしていた時と重なる。そこの女店員達が ビートルズに熱狂的で、それこそ大騒ぎだったので、テレビのニュースも良く見た記憶があるのだ。
(当時の日記を探してみたが、我が家の引っ越しで行方しれず、手もとには無い。)
   
あれから48年、自分の過ぎこしかたはそれなりに波乱万丈だが、ずーっと刑務所で過ごした袴田巌氏の無念さを思うと、かけるべき言葉が見つからない。
  
検察の恐ろしさ、それと協調してきた裁判制度が 2度と繰り返されない様に願うばかりだ。
2009年から施行されている”裁判員制度”が、今回 袴田さんを救ったとする門田氏の文章に
納得するとともに、これを支える事を心がけて行きたいと 切に思った次第である。
  

  


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